前々からBand in a Box(略してBIABと人は呼ぶ)は所持していたのだが、持っていたのは19 Mega Packだった。今回、アップグレード版を正規店のE-Frontierからインターネットで購入した。
BIABは、いわゆる自動伴奏作成ソフトで、楽譜にコードを打ち込むだけで勝手にドラム、ベース、ピアノ、ギター、ストリングスのパートを作成してくれるかなり画期的なソフトだ。

しかも、その演奏の質はバージョンアップを重ねるごとに向上しており、有名なプロミュージシャンの演奏を選択してシミュレートさせることもできる。特にジャズに強い伴奏ソフトということで、巷ではジャズインプロヴィゼーション練習のためのマイナスワンとしても以外に使われている。

ぼくがこのソフトを導入したのも、ニコニコ生放送でジャズギターを演奏するためのマイナスワン作成のためだ。Basic Pack, Mega Pack, Everything Packというラインナップの中で、それなりの音源が入っているMega Packを購入し、しばらくはそれをいじって何度かニコ生でも運用した。

とにかく使っていて驚いたのは、リアルトラックという音源だ。それまでBIABはMIDI音源の生成がメインだったみたいなのだが、バージョン19くらいからプロの演奏を実際に録音したものをもとに伴奏を生成する機能が拡充されたらしく、その音色のリアルさがハンパないのよ。
デモ置いとくね「れみぱんうんち」by CatsWalk

Mega Packでは、ジャズのマイナスワンとして使えそうなリアルトラックは約5種類しか入っておらず、今のジャズシーンではマストだと思われるボサノヴァが入っていないのが致命的だった。
ニコ生では4ビートと16ハネファンク、まれにブルーグラスのリアルトラックを使っていたが、さてそろそろボサノヴァを弾きたいなと思ったところで突然MIDI音源になると突然ちゃっちい伴奏になり、気分は仮装大賞の合格点ぎりぎりで「どぅーん」の感じだ。

これからはジャズスタンダードだけではなく、ボーカロイドの曲のマイナスワンを作って演奏したいと考えていた中で、どうやらMega PackからEverything Packに乗り換えできるプランがあるらしいことと、バージョン20がリリースされているらしいことを知り思い切って購入した。

炉心融解やnyanyanyanyaなどのボカロ曲を試しにコード入力し、さまざまなリアルトラックを試してみたところやはりリアルトラックのリアルさにぶっとんだ。
ちょっとしたオリジナル曲ならリアルトラックを組み合わせて作っちゃえばぜんぜん聴けるデモ音源さえ作れてしまうくらいのクオリティだ。

まぁ、たとえばトニックコードにナインスコードを連続で使用すると、同じフレーズばかりが耳につく伴奏になってしまうなどの問題はまだまだあるが、それでもコード入力時にトニックコードのテンションを毎回変えたりすればめんどうながらもバリエーションの豊かな伴奏を生成してくれる。
まだ使用したことはないが、SONARなどのDAWソフトにプラグインとしてドラッグアンドドロップでWAVを貼り付けられる機能もできたり、ギターのオーディオプラグインエフェクトとしてAmplitubeが付属していたり(これはもしかしたらただのフリーバージョンかもしれない)で、だいぶがんばっている感がある。
この記事でBIABが気になったら、一度ニコ生を観に来てください。という宣伝をして、川崎に着いたのでさようなら。

自動伴奏・楽曲作成ソフト