この曲は、2011年に作曲して当時は巡音ルカに歌ってもらっていた。絵師の方が打ち合わせの途中で消息を絶ってしまい、お蔵入りとなっていた。

2013年にCeVIOプロジェクトがCreative Studio Freeにさとうささらの歌唱トラックを実装し、コミケ83のサンプラー音源募集していたところに応募するべく、feat.さとうささらでニコニコ動画に投稿することとなった。

失恋が題材となっているが、ラブソングではない。人生では自分の無力さを思い知らされる出来事がたくさんあるけれど、そんな中でこそ人は前に進んでいくべきだろうというメッセージを含ませたつもりである。ラスサビ前の語り部分は、世界政治のことをイメージした。どんな貧しい場所でも笑い合う人々の一方で、どんなに豊かになっても戦争をやめない人々もいる。昔から平和を願う人々がいる一方で、いつまで経っても平和が訪れない現実は重すぎるまでに目の前に立ちはばかるのだ。だからと言っても、必ずしも絶望の中で生きる必要はないのだ。いつミサイルが降ってくるかわからない戦場でも笑い、愛し合う家族は実際に存在しているということを、常に頭の片隅に置いておくべきだ。特に日本という豊かで平和な国に住んでいる私たちこそ。
巡音ルカで作っていたときはCubaseを使用していたが、さとうささらで作り始めた時のメインDAWはSonarだったため、Cubaseで作成したトラックをSonarX2に入れ直して再ミックスを行った。

各トラックのインポートの際に全てにPSP AudioのMix Saturator2を挿してみた。Saturatorをかましていない巡音ルカVer.と比較すると中音の厚みが増していて、音が丸くなり暖かみが出た。それでいて不思議と迫力も増したような気がするので、Mix Saturatorがかなりのお気に入りになってしまった。