毎週土曜日は二人の日だって 言わなくてもお互い分かってた
10時をさすいつもの時計台で かけよってくるきみのこと見つめてた
今日はどこに行ってみようかって きまって君はたずねたけれど
ぼくが答えを用意する間もなく きみはすぐに微笑み歩き出した

なにするでもなく 手をつないでた
君とぼくとの絆を信じて
なにするでもなく 笑い合ってた
それが揺るぎない二人の愛のかたちだって思っていた

いつからか二人が会うときの 時計は10時5分をさした
言葉を交わすこともなくただ 手につながれてゆっくり歩きだす
今日は大事な話があるんだって 君の唇はそうつぶやいた
ぼくが言葉を理解する間も無く きみはぼくのもとから去っていった

なにするでもなく すれ違ってた
気づかないうちに愛は色あせて
なにするでもなく あきらめていた
それがどうしようもない二人の愛の終わりだって思っていた

なにするでもなく笑い合って
なにするでもなく愛し合って
なにするでもなく憎みあって それを
なにするでもなく受け容れていく
そんな世界だから
そんな世界だからこそ

なにするでもなく 生きていくこと
無力なぼくに残されたメロディ
なにするでもなく ぼくは歌うよ
それが今までの傷を癒すことなんてないって知っていても