年の瀬も押し迫ってまいりました。
奥ゆかしくなる季節です。そうです冬コミのことです(意味不明)。

挨拶はともかく、前に一度、CeVIOとさとうささらのレビューをしたことがあるような気がしてます。
それと、ささらさんにはDTMマガジンのコンテストではとてもお世話になって、めでたく賞をいただくことにもなりました。そして今回は、AUG(あぐP)さんの主催するささらコンピレーションアルバムに参加させていただきました。CeVIOコンピレーションCD「100%ささら」特設サイト

おまえも外部から声がかかるようになったか!出世したな!と思った方もいるかもしれませんが、
参加は自己申告制でしたので大丈夫です。安定して底辺保ってます。

だがしかし、振り返ってみるとよく入れてもらえたなぁと思います。楽曲提出を終え、テストサイトが共有されたときに初めて参加アーティストをみてみたらなんと豪華!そしてみなさんの音も聞きましたが、みんな熱い曲ばかりで。ほら、自分ってそんなに熱い曲って作れませんし、ちょっと曲調が浮いてて、あぐさんも何曲目に入れるか決めるのきっと大変だったと思います。2ミックスもダントツに音量が低くて、マスタリングの時も「ファッ」ってなったと思います。よくも断られずに、結果的に9曲目にジャズファンク系の新曲「harapeco!バイブレーション」で入れていただきました。

(浮きさ加減はこちらのクロスフェードをお聞きください)

こちらのアルバムは2014年の冬コミで頒布されましたが、わたしにとってはコミケデビュー作となり、とても光栄に思っています。その感謝の意も込め、またアルバムに入っている曲が良い曲ばかりなので、自己満足も兼ねて全曲レビューを書こうと思いました。

たぶん、自分の音楽の聴き方に独特なところがあると思うので、解釈などに言葉足らずな部分やワケワカラン表現があるかもしれませんがご容赦ください。アルバムをこれから買おうと思っている方や気になった方の参考になるかならないかは、アルバムを実際に手に取られてから判断いただくとして、とにかく少しでも気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひ現物を手に取ってみてください。ようするに、手にとってください。

それではさっそく(いつも前置き長いですが)レビューのほうにいってみたいと思います。

  • 01.Introduction BY AUG(あぐP)

このCDを楽しんでくださいね!というささらさんからのメッセージです。
どうやらそれをうらやむ二つの影が。。でもさすが、ささらさんは一瞬動じましたが、基本無視です。
一応アルバム名に「CeVIO」と付いているのだから、主張は理解できますけどねぇ。

  • 02.INCEPTION BY AUG(あぐP)

AUGさんのささら曲といえばこの曲ですよね!ということで2曲目でキターとなります。
このSuper Sawに四つ打ちは安定の心地よさ。そして何度聞いても「おおーおっおっ」ってなるサビ前です。
本家動画で「音はずしてない?」みたいなコメントありましたけど、いや、聞くまでもないだろう!と突っ込みを入れていました。はずしているかはずしていないか、そんな曖昧なラインは、とっくのとうに主人公たちは超えてますから。「間違いなど 創っていくもの」ですまさに。

  • 03.ミエナイミライ BY もぐもぐぽてち

爽やかなミドルテンポの、バンドを感じさせる音像が高校時代などで音楽に明け暮れた日々の青春さえも匂わせるような楽曲です。でも、曲は後半に入っていくともう少し後、大人になったときの想いのようなものが出てきます。うん、そうだ、青春って永遠のものだったよね!と最後のサビに入った瞬間に気付かされるような感覚と、ミエナイミライを前向きにとらえて、主人公がひたむきに生きていくことのせつなさや潔さ、なによりも楽しさが伝わってきます。でも歌おうとしたら、音域広いぜ!

  • 04.DOLL BY やばおP

激しい音色と耳キャッチーなリフ、特徴的な調声で中毒性が極度に高いサイバーな曲です。アルバムアートの背景画が一番合っている楽曲ではないでしょうか。ブレイクを挟み、激しい音色を保ちながらもコーダルなサビはまた直撃です。 ギターソロ~サビの部分は、最初に聴いたときは声出して笑いました。「まじこれ脳みそやば!」って思いましたが、なるほどこれがやばおPなのですね、となんだかP名を見て妙に納得してしまいました。

  • 05.Station BY のびら

桃の裏でマンゴーが不倫してるP(そんなP名あったのか)の、もともとはGUMIのオリジナルだった曲のリメイクです。こういう、一発で情景まで思い浮かぶ歌詞が個人的にはすごく好きで、いつかこんな歌詞を書いてみたいものです。安定してクオリティの高い、でも過剰に主張してこないバックトラックが歌声と歌詞をより引き立てています。でも、しっかりと音の明暗が歌詞に追従していて、非常に完成された楽曲とアレンジだと思います。

  • 06.Keep⇔Real BY 狐夢想

ムフフしてしまいます。たぶん、私と同世代の人はきっとみんなそうです。この、ボーカルへのディレイのかかり具合!コード進行!ピアノの音色!シンセのオケヒ!「Are You Ready!? GO!」などのBGV!そうそう、これこれ!というツボを押さえている、というよりもツボはすべて満タンですという感じで、90年代ダンステクノポップのステージングまで蜃気楼のように目の前に現れます。

  • 07.TRIGGER BY AUG(あぐP)

一発聴けば、シリーズだとすぐにわかる、あぐPのInception第二作目です。冒頭の台詞からは、ただならぬ事態が主人公の身に起こっていることがわかりますが、淡々と繰り返されるピアノ+SAWのフレーズがさらに不安と想像を掻き立てる「間」として聞き手を惹きこんでいきます。こういう構成ってトランス系の音楽ならでは。自分にはとても真似できない部分です。予想を裏切る後半のサビの転調は、堕ちていく主人公の歌詞ととてもマッチ。さとうささらは、「あ」とかをのばすと中音域がすごいふくらむんですが、あぐPはどの楽曲でもそれをしっかり抑えながらも、その良さを殺してないんですよね。コンプの設定知りたいw

休憩

さて、ここで前半終了という感じです。ここまででもうすでにこのアルバムの豪華さがわかりますね。でも、さらにここから世界が広がっていくのがこのアルバムのすごさでもあると思います。後半は、楽曲の印象ががらりと変わりますが、多様性に富んだ楽曲が、ささらを100%に広げていく感覚を楽しみながら聴いていくのがたぶん正解です。それでは、続きいってみよう。

  • 08.Anya BY 登久生翔(ΜΟΟΥΣΕΊΟΝ)

冒頭はバグパイプ(ですよね?)の、完全な民俗調で始まったと思いきや、ディストーションギターとバイオリンのハイテンポなアイリッシュメタルが始まります。あまりこちらのジャンルには明るくないのですが、音的にはメタルよりはさらっとしていてパンクな感じがします。バックコーラスはさとうささらではなく、花月ねむさんの生歌らしいのですが、サビ後のコーラス変拍子(4+2+3+3)は、そのスピリチュアルな怪しさとパワーがクセになります。なんといっても最大の見所は語りでしょうか。絶対これ調声大変だったでしょう。自然だというだけじゃなく、切ないんだけどどこかドライな、なんとも言えない哀愁を放っています。じゃっぽん。

  • 09.harapeco!バイブレーション BY CatsWalk(オップオップP)

はい、自分の曲です!ラップに初挑戦しました。セルフライナーノーツはそのうち。
みなさまからの感想、どしどしお待ちしてます!

  • 10.Forever Downfall BY キセノンP

こちらはもう直球でメタルです。作者コメントにも風格が感じられますね。ギターソロ~半テン~ブレイクと、メタルといえばこのアレンジだよね!というような王道を行くのがまさにキセノンPなのであります。調声はあぐP。ツイッターを見てる限り、お二人は仲良し!そういう男の友情の熱さみたいなのを勝手に妄想して聞くのもいいですな。

  • 11.Bathory Erzsebet BY みどり(Letharia)

シンフォニックメタルというジャンルはあまり知りませんでしたが、ギター・ベース・ドラムの基本構成にオーケストラの楽器が入り交じるハイテンポでヘビーな楽曲です。ストーリーに沿った展開の中でアレンジもすごく凝っていて、次々に場面が転換していくなかでオケのボイシングも緻密に作り込まれています。サビの入り方がおしゃれやー。ギターやとベースが生演奏というのもミソ。ギターは気持ちの良い箱鳴り。個人的には、微妙に後ろノリのベースがドラムのバスドラに引っかかる感じのグルーヴ感が、すごい好みです。

  • 12.不死鳥~unsinkable~ BY AUG(あぐP)

「響」という戦艦のことを歌ったバラードですが、そうとは知らなくても心にしみ入る、情緒あふれる歌詞とささらの調声が心地よい曲です。ブレスの入る頻度が高く、入る箇所もけっこう独特で、それが逆に、歌の強弱にさらにメリハリをつけています。サビがドミナント半終止。いつまでも続きそうなサビが、不死鳥と呼ばれたその戦艦を表しているのでしょうか。そういえば自分では半終止って使わないなぁ。

さて、どうでしたでしょうか。
かなり偏見が混じってるかと思います。気を悪くされた方がいらっしゃいましたらすみません。
でも、こんな素晴らしいアルバムでコミケデビューさせていただいて、とっても光栄と思ってます!

コミケでは、今回ご一緒いただいたメンバーと一方的に交流を図ってきました。
子どもを抱っこしての訪問でしたが、拒否られることもなく…よかったでs。

メロンブックス様で通販が開始されています!
まだ手に入れられていない方はどうぞ!
(もしくは、少し在庫持ってますので直接連絡ください)

twitter @catswalk0722